屋上防水の劣化による雨漏りの事例と直し方

2017/06/06
屋上劣化

「うちの家の屋上は大丈夫かな?」とご心配されている方が多いので、屋上防水の劣化による雨漏りのご紹介と直し方を業界していきたいと思います。

まずは、屋上のタイプと防水の種類からご紹介していきます。

 

まずは、新築で家を建ててから一度も防水工事をしていない建物に一番多いタイプの防水

 

1.抑えコンクリート

アスファルト防水の上にコンクリートを抑えで使っているタイプ

抑えコンクリート

 

2.ウレタン防水 

ウレタン塗膜を使った防水のタイプ

ウレタン防水

ウレタン防水

3.シート防水

塩ビやゴムシートを使った防水のタイプ

シート防水

 

4.アスファルト防水

アスファルトシートを使った防水のタイプ

アスファルト防水

 

と大体のビル、マンション、住宅の屋上は上記の4つの種類に分かれます。

 

では、次に各種類の劣化や雨漏りの原因となる症状をご紹介していきたいと思います。

 

1-2.【抑えコンクリートの劣化等による雨漏りの例】

抑えコンクリートは、コンクリートの下に防水層がありますので、多少の雨水が入っても防水層がカバーしてくれているので、大丈夫なのですが、10年ぐらい経過してくると、コンクリート下の防水層が劣化によりダメになり、雨漏りの原因に繋がります。

その他、なるべくコンクリート層(表面)で水が下に入らないようにすることもとても大事です。

では水が入ってします主な原因は、どういったものでしょうか。

 

1-2-1.劣化等によるコンクリートのクラック(ひび割れ)よる雨漏り事例

コンクリートひび

 

クラック(ひび割れ)から水が入り下に水が入ってしまいます。

クラック(ひび割れ)はコンクリートの劣化や日々の建物の揺れ地震が原因で起こします。

※クラックはコンクリート質を改善し、クラック(ひび割れ)を直すSクリートクラック工法という最先端の工法で直せます。

詳細はこちら!Sクリートクラック工法 屋上用

 

1-2-2.目地(エラスタイト)の劣化の雨漏り事例

エラスタイト(目地)

 

目地(エラスタイト)の役目は、建物の日々の揺れや地震の揺れなどでコンクリートが割れないように簡単に言いますとクッションの役割をしてくれています。

ただ。目地の劣化により水が入りやすくなるため、雨漏りの原因に繋がります。

※目地(エラスタイト)を撤去し、シーリング材を入れることにより直せることができます。

詳細はこちら 屋上目地(エラスタイト)を撤去シーリング

 

1-2-3.排水溝(ドレン)の劣化による雨漏り事例

ドレン排水溝

 

屋上防水で一番雨漏れの原因が多い排水溝(ドレン)は、改修用ドレンという材料を使って直すことが可能です。

詳細はこちら! 排水ドレンの劣化による雨漏り

 

 

2-1.【ウレタン防水の劣化等による雨漏り例】

ウレタン防水は、塗膜をはり膜厚をつけることによって外部からの水の侵入を防ぐ工法です。

ウレタンという性質上、紫外線に弱く劣化が進みますと膜厚が減少しし雨漏りの原因に繋がります。

 

その他、雨漏りの原因につながる症状は、クラック(ひび割れ)や塗膜の浮き等で水が入ってしまうケースがございます。

 

2-1-1.ウレタン塗膜の劣化の雨漏り事例

ウレタン塗膜の劣化により膜厚が減少し、防水性能が機能しなくなってしまいます。

防水劣化

※詳細はこちら!!ウレタン防水の工事事例

 

 

2-1-2クラック(ひび割れ)や塗膜したのクラックの雨漏り事例

ウレタン防水のクラックは、大きいと素地から一緒に塗膜層も割れてしまうケースと、素地のクラックにでき塗膜層が破れるまでは行かないクラックがあります。

塗膜の下にクラックが入りますと暑い日に水分が水蒸気として上がってきてしまい、塗膜したに溜まった水がクラックに流れて雨漏りを起こす可能性がございます。

屋上クラック

 

 

2-1-3ウレタン塗膜の浮きの雨漏り事例

結露や水蒸気等により素地と塗膜の間に水分が溜まってしまう現象。

水分はウレタン塗膜を突き破れない為水分が溜まってしまいます。

防水の浮き

 

3-1.【シート防水の劣化等による雨漏り例】

シート防水は、名前の通り防水シートを貼って外部からの雨等を防ぐ防水工法です。

防水シートの劣化により、破れ・剥がれ・浮き・シート下の水分溜まり等が発生し雨漏りに繋がります。

 

 

3-1-1.防水シートの破れ・剥がれによる雨漏り事例

防水シートの劣化により剥がれやすくなり実際に剥がれて雨漏りに繋がります。

シート防水剥がれ

 

3-1-2.防水シートの浮きによる雨漏り事例

湿気や水蒸気が上がってきたか、もしくは水が入ってしまっているため、逃げ切れなくなった水分が防水シートの浮きに繋がり雨漏れに繋がります。

シート防水浮き

シート防水浮き

 

3-1-3.防水シートの継ぎ目の劣化による雨漏り

防水シートの継ぎ目が劣化し、水が入ってしまい雨漏りに繋がります。

シート防水継ぎ目

 

 

4-1【アスファルト防水の劣化等による雨漏り例】

アスファルト防水は他の防水に比べて費用は高くなりますが、耐久年数が長いです。

アスファルトシートを張っていき、外部からの雨等を防ぐ工法です。

 

4-1-1.アスファルト防水の浮き・亀裂による雨漏りの事例

劣化したアスファルト防水に浮き・亀裂が生まれ、雨漏りに繋がった事例です。

アスファルト防水

トーチで炙り、一部補修することも可能です。

アスファルト防水

他にも様々な屋上防水からの雨漏り事例はございますが、大まかに上記のような事例がほとんどです。

 

■雨漏りに関する知識

雨漏りは、屋上防水だけではなく、色々な原因でおこりますので事例をご紹介していきます。

・屋上防水の劣化による雨漏り

・排水ドレンの劣化による雨漏り

・屋根の劣化や屋根材の割れによる雨漏り

・外壁のシーリングの劣化による雨漏り

・結露による雨漏りによる雨漏り

・つなぎ目(増築含む)による雨漏り

 

■屋上防水の工事事例

・ウレタン防水(密着工法)

・ウレタン防水(通気緩衝)

・アスファルト防水

・シート防水

tel お問い合わせ LINE@ ログイン